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押出し作業真っ只中 〜ラオス国 ヒンフープ橋工事〜

ヒンフープ橋は、河川内の下部工(橋台及び橋脚)が完了し、上部工が始まりました。橋が架かるリック川は乾季と雨季の水位差が14mにも達する為、雨季、乾季の水位変動に関係なく作業ができるPC桁押出し架設工法を採用しています。 現在、橋つくりの現場では押出し作業の真っ只中です。

第2回 PC押出し架設始まる/2009年2月



押出し作業真っ只中

現在、押出し作業は順調に進み、8ブロック(全19ブロック)まで完了しています。
現場の上流にかかる旧橋からはPC桁製作ヤードが見えないため、旧橋を通行する人々は、いつの間にか橋がどんどん伸びていく様子を見て不思議に思っていることでしょう。今年の初夏には上部と下部が一体になったヒンフープ橋が完成します。

全景(下流側から撮影)上流側には旧橋がみえます。2009年2月現在
全景(下流側から撮影)上流側には旧橋がみえます。
     2009年2月現在

旧橋からみた全景(上流側から撮影)2009年2月現在
旧橋からみた全景(上流側から撮影)2009年2月現在


押出し架設の施工手順

製作ヤード
製作ヤード

押出し架設は、195mの桁を19ブロックに分割して施工します。
初めは、A1橋台後方のヤードで橋体@を製作し先端に手延べ桁(鋼製)を取り付けた後、油圧ジャッキ2台(480t/台)で引き出します。2回目以降は、橋体の製作、引き出しを順次繰り返すことで上部工を完成させます。
下図は、Cブロック目の押出し後、Dブロック目の製作が完了した状況です。


 

押出し架設概要図
押出し架設概要図



押出し架設1サイクルは以下の手順で行います。

1.橋体の型枠、鉄筋、PC鋼棒組立て、コンクリート打込み ⇒ 2.架設用PC鋼棒の緊張 ⇒ 3.押出し(集中方式)


押出し架設1サイクル

1.橋体の型枠、鉄筋、PC組立て、
                           コンクリート打込み

      ▲2.架設用PC鋼棒の緊張

 

      ▲3.押出し状況(引き出しジャッキ)

  

押出し架設(集中方式)について

押出し準備状況(仮支柱部)
押出し準備状況(仮支柱部)

PC箱桁(7.65m〜11.5m)は、橋台を反力にしたジャッキで引っ張ることで支承上を1時間に2.5m程度押出され、約4時間で押出しが完了します。
最終的には4,300tもの手延べ桁とPC箱桁をたった2台の油圧ジャッキ(1台当たりの押出し力480t)で押出します。どうしてこんな重い物を小さな油圧ジャッキで押せると思いますか。
その秘密は、PC箱桁と支承の間に挿入されたテフロン板にあります。テフロン板は、摩擦係数が小さく(摩擦係数0.05)非常に滑りやすいため小さな水平力で押出すことができます。


 

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