HOMEバックナンバー >山岳トンネル工事における重機災害防止支援システムを開発

山岳トンネル工事における重機災害防止支援システムを開発
−IoTを用いて重機災害を未然に防止−

当社は、IoTを活用したエネルギーマネジメントシステム「TUNNEL EYE」(トンネルアイ)の入坑管理機能に、安全管理者が管理画面で、作業者と重機の接近情報をリアルタイムに確認できる「重機災害防止支援システム」を新たに追加しました。
本システムを、現在施工中の「奈川渡2号トンネル(その1)工事」(施工:錢高組)に導入し、そのシステム性能を確認しました。

重機災害防止支援システムの構成
 ▲重機災害防止支援システムの構成

トンネル工事では、作業者と重機との接触による「はさまれ・巻き込まれ事故」を防ぐ対策例として、重機に備え付けた機器から発信する電波や磁界範囲に立ち入ると、作業者と重機運転手に対して警報で知らせるシステムなどが開発・製品化され、活用されています。
今回、新たに開発したシステムは、当社保有技術の「TUNNEL EYE」(NETIS登録 KT-160070-A)のネットワークに、既存の作業者接近検知システムを組合せ改良し、作業者と重機運転手の双方へ警報通知する機能に、安全管理者がいつどこで誰がどの重機に接近しているかをリアルタイムに確認できる情報支援機能を加えました。


本システムの概要と特徴

システムでは、現場内のRFIDリーダーへ、作業者が携帯するRFIDタグから「作業者ID」と接近した「重機ID」を送信し、また、重機運転手が携帯するRFIDタグからも「運転手ID」と運転中の「重機ID」を送信して、インターネットを介してサーバーで各々のID情報の受信位置や、受信時刻で紐付けて、パソコン等で接近情報を可視化します。これにより、当事者の安全意識に頼るだけでなく、安全管理者がトンネル内での接近情報を把握することや、有資格者による運転が行われているかなどを確認でき、注意を促すことが可能になります。


情報支援画面
 ▲情報支援画面

また、接近検知機を重機の前後に2台設置し、磁界範囲(検知距離)を拡大し、早期に作業者と運転手に警報通知できるようにしました。
さらに、安全管理以外でも、トンネル内の作業情報として重機やダンプトラックなどの位置や運行情報なども把握できるため、作業管理に活用できます。

PAGE TOP